ヱヴァンゲリヲン新劇場版 ふりかえりクイズ! ~序~

 本日2020年6月27日は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されるはずだった日である。公開延期は残念でならないが、新作を待つワクワク感をまだ味わえると考えると悪くないかもしれない。そこで、ワクワク感をさらに高めるために新劇場版をふりかえるクイズを出したいと思う。今回は『:序』から11問。

【問題】
Q1
冒頭で葛城ミサトの愛車が爆風に巻き込まれてベコベコになった際、この車のローンは何回残っていた?

Q2
碇シンジが初めてEVA初号機に搭乗した時のシンクロ率は何%?

Q3
〈セリフ問題〉
EVA初号機が初めて出撃する直前で、ミサトが碇ゲンドウに出撃許可を取るシーンにて。
以下の~に当てはまる言葉は何?

ミサト「構いませんね?」
ゲンドウ「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に~はない」

Q4
シンジが初めてミサトの家に行った際、冷蔵庫にはビールが大量に入っていた。
この時、冷蔵庫に入っていたのはヱビスビールと何ビール?

Q5
相手に自分のぬくもりを伝えたいと思っても、身を寄せれば寄せるほど体中でお互いを傷つけてしまう。
これを何のジレンマと言う?

Q6
EVA零号機の起動実験中の事故以来、綾波レイが大切にしているゲンドウの持ち物は何?

Q7
第6の使徒が襲来した時、ジオフロント上部の特殊装甲は何層目まで完成していた?

Q8
〈セリフ問題〉
第6の使徒戦を前にして、シンジとレイがプラグスーツに着替えているシーンにて。
以下の~に当てはまる言葉は何?

シンジ「これで死ぬかもしれないね」
レイ「いいえ、あなたは死なないわ。私が守るもの」
シンジ「僕に~なんてないよ」

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「私が守るもの」(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より。)


Q9
〈セリフ問題〉
第6の使徒戦を前にして、満月の中シンジとレイが話しているシーンにて。
以下の~に当てはまる言葉は何?

シンジ「綾波は、なぜEVAに乗るの?」
レイ「絆だから」
シンジ「絆?」
レイ「そう、絆」
シンジ「父さんとの?」
レイ「~との」

Q10
〈セリフ問題〉
第6の使徒殲滅後にシンジがレイを助けるシーンにて。
以下の~に当てはまる言葉は何?

レイ「何泣いてるの?」
シンジ「(嗚咽)」
レイ「ごめんなさい。こういう時どんな顔すればいいのか、分からないの」
シンジ「~」

Q11
"It's only love  It's only love"で始まる『:序』の主題歌は何?

【答え】
A1
「12回」
第4の使徒が襲来する中、ミサトは愛車でシンジを迎えに行き、NERV本部へ向かう。この途中、国連軍がN2地雷を使って第4の使徒を殲滅しようとした際に爆風が発生。ミサトとシンジが乗った車はこれに巻き込まれ、ごろごろと転がりベコベコになったしまった。
なお、テレビシリーズでも同様のシーンがあるが、こちらではローンが33回も残っている。

A2
「41.3%」
初めてにしてはかなり高いらしい。テレビシリーズでも41.3%だった。

A3
「未来」
使徒サードインパクトを起こされると人類は存続できないので、未来もない。未来のために人類は使徒を倒し続けなければいけないのである。しかしゲンドウには他の狙いがあった。自らの願望をかなえ、自身の望む未来を手にするためにも、ゲンドウは使徒を倒さねばならなかったのである。

A4
キリンビール

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ミサトの冷蔵庫をのぞき込むシンジ。(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より。)


ミサトの冷蔵庫には氷、つまみ(ドリトス)、ビールなど、酒関係のものばかりが入っている。普通冷蔵庫にドリトスは入れないと思うが…
ちなみに、テレビシリーズでも同様のシーンがあり、この時冷蔵庫に入っていたビールはヱビスビール1種類だけである。

A5
ヤマアラシのジレンマ」
赤木リツコが転校当初のシンジの様子・性格を見て言った言葉。ヤマアラシや人間は必要に駆られて相手に近づくが、近すぎると不快になったりする。適度な距離感を見つけることが肝要らしい。シンジは他者と近づくことに伴う痛みを恐れ、近づくことができない段階にあるという。当初のシンジの性格を表す象徴的な言葉である。
なお、実際のヤマアラシは針のない頭部を寄せ合って近づくことができるらしい。

A6
「メガネ」
ゲンドウはかなり高い場所からこの実験を見ていたが、事故と分かるとすぐに駆け下り、熱々のエントリープラグをこじ開けてレイを救出した。その時にゲンドウはかけていたメガネをL.C.L.に落とし、壊してしまった。それ以来ゲンドウは色付きメガネ(サングラス?)をかけている。
レイはそのメガネを大切に保管し、ことあるごとに眺めている。第6の使徒戦の際にも、エントリープラグ内に持ち込んだ。

A7
「22層目」
この時点で第22、23番目の装甲帯が建設中、25層目までが計画されていた。結局、この装甲は『:破』で第10の使徒が襲来する時までに24層目までしか完成しなかった。
第6の使徒が22層の装甲を突破するには10時間以上時間がかかっているが、第10の使徒は24層全ての装甲を一瞬で突破した。

A8
「守る価値」
テレビシリーズでも同様のシーンがあるが、「僕に守る価値なんてないよ」という言葉はなかった。『:序』の第6の使徒戦では、リリスを見せられて初めてエヴァに乗ることを決意するなど、アニメの「第六話 決戦、第3新東京市」に比べ、EVAに乗りたくない・自信がないというシンジの心持ちがより強く表現されている。

A9
「みんな」
Q6でも見たように、レイとゲンドウの結びつきはかなり強い。しかし、レイがゲンドウ以外の人間と心を通わせることを拒んでいるのではない。ここで「父さんとの(絆)?」と聞かれて「みんなとの」と言い直しているのがその証拠だろう。

A10
「笑えばいいと思うよ」
言わずと知れた名セリフ。あの状況で「笑えばいいと思うよ」なんて優しい言葉をかけることができる14歳はシンジくらいではないか。
このシーンだが、テレビシリーズ、旧劇場版、新劇場版で3種類存在している。詳しくは以下のリンクをご覧いただきたい。

le-cheval.hatenablog.com


A11
「Beautiful World」
「:序」の主題歌は宇多田ヒカルの『Beautiful World』だった。宇多田ヒカルは『:破』、『:Q』でも主題歌を担当した。(『:破』は、『Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-』、『:Q』は『桜流し』)
新劇場版は宇多田ヒカルの主題歌とともに記憶している人も少なくないと思うので、『シン・エヴァンゲリオン』でも引き続き担当してほしいと思う反面、テレビシリーズと旧劇場版の高橋洋子の声を再び聴いてみたいという気持ちもある。